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【News】アスベスト事前調査者不在時の対応と注意点は?|調査義務の盲点と解決策

【News】アスベスト事前調査者不在時の対応と注意点は?|調査義務の盲点と解決策

アスベスト事前調査は、
2023年の制度変更により
「有資格者による調査が必須」になりました。

しかし現場では、
「来週の解体なのに、調査者がいない」
「小規模工事だから必要なのか判断できない」
「協力会社が確保できず、工期が止まりそう」

といった
“緊急案件”が珍しくありません。

本記事では、事前調査者が確保できない場合の正しい緊急対応の手順と、やってはいけないミスを、現場視点で分かりやすく解説します。

業者としての信用を守り、行政リスク・損失を回避するためにも、必ず押さえておきたい内容です。

1|アスベスト事前調査が必須となった背景とリスク

アスベスト関連法令はここ数年で大きく強化されました。
特に影響が大きいのが次のポイントです。

📌 無資格者の調査は“無効扱い”になる

2023年10月以降、事前調査は
建築物石綿含有建材調査者などの有資格者が行わなければ「調査として認められない」扱いになります。

無資格者が調査すると、
・行政報告が受理されない
・施工停止
・元請からの指名停止
・損害賠償リスク

といった重大トラブルにつながることもあります。

📌 小規模工事でも“ほぼ例外なし”で事前調査が必要

「軽微工事だから必要ないのでは?」という誤解も多いですが、
“一定規模以下なら不要”という一般的な免除はありません。
石膏ボード1枚の撤去でも、アスベスト含有が不明な場合は必須になります。

2|調査者が不在の場合に“やってはいけない対応”

調査者がいないと焦りやすいですが、以下の対応は重大なリスクを招きます。

❌ 施工しながら目視で判断する

「多分アスベストじゃない」「見た目で分かる」という判断は危険です。
石綿は
目視では判別できません。飛散事故につながる可能性もあります。

❌ 資格がない従業員に“代わりに調査させる”

これは違法扱いとなり、行政指導や停止命令の可能性があります。
現場を守るためにも必ず避けるべき行為です。

❌ 調査を省略して“ゼロ申請”する

“ゼロ申請”とは「石綿なし」として報告する行為ですが、根拠がない限り 虚偽報告扱い となり、最もリスクが高い対応です。

3|調査者が確保できない時の“安全な緊急対応”

焦った時こそ、次の順序で動くのが最も安全です。

📌 最優先は「調査者の緊急手配」

まず行うべきは有資格者の確保です。
問い合わせする際は以下を伝えると対応が早くなります。

・工事規模と対象建材
・建築年月
・現場エリア
・期限(最短いつ必要か)

📌 調査結果が出るまで現場は“動かさない”

工期遅延を恐れて作業を進める業者もいますが、最もリスクが高いのは 調査前着工 です。

📌 分析が必要な場合は“時短化できる方法”を活用

分析が必要な場合、通常は数日かかります。
緊急時は、
迅速分析(特急対応) などを利用できるケースもあります。
ただし、精度は維持されていることを必ず確認することが重要です。

4|調査結果が遅れる場合の“現場を止めない工夫”

工期が迫っている場合、すべてを止めるわけにはいきません。
次の方法で影響を最小限にできます。

📌 着工前工程の先行作業を進める

調査対象部分に触れなければ、
・搬入ルート確認
・養生材の準備
・電源/照明の点検
などは進められることがあります。

📌 調査対象の切り分けを行う

解体範囲を細分化して
「調査が完了したエリアから先行着工」することも可能です。

📌 元請との共有を徹底し、トラブルを避ける

調査遅延が発生したなら、
・現状
・原因
・対応案
を速やかに共有することが必須です。
元請は“状況が見えている現場”を信頼します。

5|信頼される業者が実践する“調査体制づくり”

緊急対応だけでは限界があります。
業者として選ばれるためには、平常時から次を整えておくことが重要です。

📌 調査者の外部パートナーを複数確保する

1名依存だと急病・繁忙で対応が止まります。
複数の調査者・分析会社との関係構築が鍵です。

📌 建材別の石綿リスクを事前に把握しておく

よく使われていた年代・建材を知っているだけで
“調査の優先順位” が正確につかめます。

📌 調査→計画→報告のテンプレート化

書類作成のレベル差を防ぎ、元請への信頼向上にもつながります。

【ポイント】

・無資格調査は無効となりリスクが高い
・緊急時は調査者手配が最優先
・現場を止めずに進めるための方法がある
・外部調査パートナーの複数確保が必要

【こんな方におすすめ】

  1. 調査者不足で工期が止まりそうな施工業者

  2. 法令強化により調査体制を整えたい企業

  3. 元請からの信頼度を高めたい解体・建設業者

最後に

アスベスト事前調査は今や“形式上の義務”ではなく、現場の安全と企業の信用を守るための必須プロセスとなっています。

調査者がいないという状況は、どの業者にも起こり得ますが、誤った判断をすれば行政指導・損失・信用低下へ直結します。

そのため、正しい緊急対応とともに、平常時から調査体制を固めておくことが最大の防御策です。

アスベスト駆除・解体支援センターでは、調査者手配、分析依頼、書類作成支援まで現場に寄り添ったサポート体制が整っています。

緊急時でも頼れる外部パートナーとして、ぜひご活用ください。

FAQ(5問)

Q1. 無資格者が調査した場合どうなりますか?
A. 調査は無効扱いとなり、行政報告も受理されません。是正指導の対象になります。

Q2. 調査結果が間に合わない時、工事を進めてもいいですか?
A. 調査前の着工は重大リスクにつながるため禁止です。

Q3. 分析にはどれくらい時間がかかりますか?
A. 通常数日〜1週間ですが、特急対応が可能なケースもあります。

Q4. 急ぎの現場に調査者を派遣してくれますか?
A. アスベスト駆除・解体支援センターでは緊急手配も相談可能です。

Q5. 小規模工事でも調査は必要?
A. 含有不明の場合は必要です。例外は非常に限定的です。

👉 お問い合わせはこちら

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